バリ島旅行のアドバイス

バリ島は大変のどかで魅力ある観光地です。心を癒すには絶好の場所かもしれません。それだけに開放的になり、バリ島の習慣や旅行エチケットを忘れがちになりがちです。あくまで異国であることを忘れずに旅行を楽しんでください。私たち日本人からすると当然のこともバリ島ではナンセンスということも多々あると思いますので、ツアーでバリに行く際は観光ガイドに習慣などを良く聞いてみたほうがいいと思います。 
クレジットカードの
セキュリーティー
について
海外旅行に行く際は、現金をたくさん持っていけないので、旅先でクレジットカードを使うことが多いと思いますが、場所を選んで使用することをお勧めします。クレジットカード会社の不正使用に関する部署の方の話では、海外旅行に行った後に不正使用されるケースが多いということでした。今はインターネット社会です。暗証番号がなくても「カード名義・カード番号・カード裏面の3桁の番号・有効期限」があれば、暗証番号がなくてもインターネットで買い物ができます。クレジットカードは便利ですが、十分ご注意ください。
バリの人は
日本人に好意的
歴史をさかのぼれば、日本が統治していた時代まで及ぶかもしれませんが、日本人の観光客が多いせいもあり、日本人に対して非常にみんな好意的です。道を聞けば親切に教えてくれるし、気軽に話ができる人が多いです。だからといって威張ってみたり、バリの人に無理を言ったりは厳禁です。バリの人との接し方は基本的に紳士的でフレンドリーな接し方が良いと思います。特にバリの人が何か失敗をしてしまったりしても、頭ごなしにしかりつけるなどは避けてください。思った以上に傷つくようです。
  食事の時は
左手は使わない
ヒンドゥー教とイスラム教では、左手は不浄だとみなされていて、食事をする時は絶対、左手を使わないようにしてください。また、人に触ったり、物を受け取る際もできるだけ右手を使うようにしてください。当然、状況に応じてのことですが、左手を使わないで済むようなときは右手を使うようにしてください。
  頭を触ったりしない 私たち日本人は、子供などの頭をついつい触ったりしますが、これは絶対にだめです。バリ・ヒンドゥー教では、頭には神が宿るところとされる神聖な場所とされているので、決して触れてはいけません。特に子供は頭はもちろん、髪の毛に触ることも避けてください。日本人のそのような行為を現地の人は注意はしないかもしれませんが、心の中では非常に不快に思っているかもしれません。
神聖な場所に入る時 バリの人にとって寺院は自分たちの生きる支えとされているところです。だからお祈りをしたり飾り付けやお供え物を欠かさず行います。ですからそのような場所に入る際は最上級の礼儀を持って頂きたいと思います。日本の寺院見学とは異なります。膝が出る半ズボンやスカートでは入れない寺院もあります。そのような寺院では、腰下に巻く布(サロン)が用意されています。
  喫煙・禁煙について バリは日本と違い喫煙者がとても多く、公共の場所・大勢の人が集まる場所・レストラン・カフェなどでも喫煙が受け入れられています。しかし、観光地では、少しずつ分煙が進んでいるようです。街を歩いていてもタバコの吸殻が結構落ちていますが、だからとってポイ捨てはやめましょう。ちゃんと灰皿のある場所でタバコを吸うか携帯灰皿を常備してください。
  食べ物について 基本的に観光客が行く一般的なレストランではあまり気にせずなんでも食べて大丈夫ですが、生ものや生焼けのものはなるべく避けたほうがいいかもしれません。特に現地の人しか行かないような食堂に行く際は十分注意してください。
  飲み物について 基本的にミネラルウォーターや缶ジュース等に限ります。ホテルの水道などもNGです。水道水は現地の人も飲みません。氷も注意してください。コンビニやスーパー、レストランなどの氷はミネラルウォータから作っているらしいので大丈夫だと思います。
タクシーについて 空港の周りやクタ・デンパサールなど都市部においては日本と同じようなメータータクシーがありますが、都市部を離れると日本でいう「白タク」がほとんどです。メータータクシーの色はブルーです。中にはブルーのメータータクシーなのに行き先を聞いて料金を決めるタクシードライバーがいますので注意してください。白タクに乗る際は乗る前に行き先を告げ料金を確認・交渉してください。大体最初は高めの料金提示をしてきます。基本的に日本人からするとバリのタクシー料金はとても安いですが、無駄なお金を使わないためにも交渉するか、何台かに料金を確認したほうが良いと思います。特にチップはいりませんが、おつりはいいですというと喜ばれます。
  
  チップについて 基本的にチップという習慣はありませんが、特に良くしてくれたホテルのスタッフやレストランの従業員にはチップをあげてもいいかもしれません。金額は特に決まってませんのでそのときの気持ちでいいと思います。
レンタバイクについて  レンタバイクは、ホテルに言えば手配できます。街の中にもレンタバイクショップは沢山あります。料金は1日500円が相場のようです。見た目は原付50tのようですが、ほとんどが100tみたいです。ただし、日本で取得する国際免許証は通用しないのでご注意ください。デンパサールの警察で手続きする必要があります。
日本ではレンタカーを借りる場合、ガソリンは満タンで借り手満タンにして返すのが普通ですが、バリでは、ガソリンが入っていればラッキーって感じです。ガソリンが入っていない場合は、街のガソリンスタンドで給油するか街のお店に売ってあるガソリンを買って給油してください。ガソリンスタンドは1リッター45円、街のお店は1リッター50円です。(2011年8月時点)
   
  トイレについて ホテルやレストランなどは日本と同じ様式で不便はほとんどありませんが、ウォシュレット等は見たことがありません。観光地・名所等のトイレは個室にはなってはいますが、くもの巣がはっていたり虫がいたり、あまり清潔でないトイレも多くあります。また、使用したトイレットペーパーは一緒に流せないトイレもあります。その場合は設置されている専用の箱(かご)に捨ててください。
このような状況ですので、女性にはちょっと苦痛かも知れません。トイレは、ホテルで事前に済ませておくほうが良いかもしれません。因みに私の奥さんはハンディーウォシュレットを持っていきました。「すごく安心」と言ってました。ハンディーウォシュレットは、インターネットで購入しました。
   
  常備薬について 薬はスーパーなどに売ってはいますが、説明書きがインドネシア語なので、わかりにくいと思います。かなりひどい病気(症状)の場合は病院にいくことをお勧めしますが、胃薬・カゼ薬・鎮痛剤・消毒薬・ばんそうこうなどは持参したほうが良いと思います。また、蚊がいるので虫除けスプレーや蚊取り線香をご持参ください。
また、観光地ということもありかなりの距離を歩き回ったりします。足の痛みやこわりに備え、シップ薬をご用意ください。
    インターネット環境
インターネットについては普及率がかなり低いようです。ホテルなどではほとんど利用可能ですが回線スピードは、一昔前という感じです。iphone等の3Gについても電波環境があまり良くなく、つながりにくいです。
 Wi-Fiについて Wi-Fiについては、多くのホテルやレストランで無料で使えます。お店の入口に「Free-WiFi」と書いてあるお店が結構ありますので、捜してください。パスワードが必要な場合はスタッフに確認するとすぐに教えてくれます。
 ネットカフェについて インターネットカフェはどこの町にもあります。料金は1時間100円から200円程度です。30分の場合はその半額。ちょっとだけの場合はその時間に応じて、という感じです。使用する前にスタッフに確認してください。親切に教えてくれます。
   携帯電話について 日本国内から持ち込んだ携帯電話で問題なく使えますが、通話料などがかなり高くつきます。一度きりの旅行ならレンタルで問題ありませんが、何度かバリに行くかもという方は、バリで携帯電話を購入したほうが良いかもしれません。都市部には携帯電話ショップもありますし、都市部以外でもスーパーなどで売ってます。価格は機種によって様々ですが、安い機種だと3500円位〜売ってます。SIMカードを入れるタイプですので使いすぎる心配もありません。
  動物には
手を出さないで
ください。
動物に咬まれる事例が多く発生しているようで、狂犬病リスクが高い地域のようです。狂犬病感染のもっとも多い動物は犬ですが、猫やサルなどの動物からも感染しています。寺院にはサルがいることからも注意をしたほうが良いと思います。よく犬を見かけますが、可愛いからといって手を出したりしないでください。私は頭をなでようとしたら噛みつかれそうになりました。